2026.09.01スタッフのつぶやき53「寝ずの番」
「寝ずの番」
人が亡くなった後、葬儀の間や通夜と葬儀の間など、ろうそくや線香の火を絶やさず見守る
「寝ずの番」という風習をご存じでしょうか?
寝ずの番とは、通夜の夜に故人のそばで夜通し過ごし、線香やろうそくの火が消えないように
見守る習慣です。これは、故人とともに過ごす最後の大切な時間とされ、冥福を祈るために行われます。
この風習は、医療技術が今ほど発達していなかった時代に始まったと言われています。当時は、
亡くなった人が本当に息を引き取ったのかを確認するために、夜通し見守る習慣が生まれました。また、
線香やろうそくの火を灯し続けることで、故人が悪霊に憑りつかれたり、あの世への道に迷ったりするのを
防ぐ意味もありました。
近年では、医療が発達したため、死亡判定を間違えることはほとんどなく、衛生面も改善されてきたため
息を吹き返すかどうか見守る必要性が薄れてきたこともあり、故人を見守り番をするというよりも、別れを
惜しむという意味合いが強くなっているそうです。
形は変わっても、大切な人を想う気持ちは今も昔も変わらないかもしれません。


