2025.06.01スタッフのつぶやき38
「お墓参り」
お墓参りをする時期としてはお盆も一般的ですが、お彼岸とお盆でお墓参りを
する意味合いが異なることはご存じですか?
お盆はご先祖様の霊をご自宅にお迎えしてご供養するため、お墓を頼りにこの
世に戻ってこられるご先祖様をお迎えに行く意味合いがあります。
一方のお彼岸は、あの世への想いが通じやすくなる日にご供養をすることを
目的に、こちらから出向いてご先祖様に会いに行く意味合いがあります。
お彼岸にお供えするものと言えば、ぼたもちとおはぎですが、小豆の赤い色は
邪を払う力があると考えられていたため、お彼岸のお供えに好ましい縁起の良い
食べ物とされました。なぜ2つの名称があるのか疑問に思ったことはありませんか?
春彼岸には、ぼたもちをお供えします。牡丹の花が咲く頃にお供えするので「ぼたもち」
と呼ばれています。
秋彼岸にはおはぎをお供えします。秋には萩が咲くため「おはぎ」と呼ばれています。
おはぎとぼたもちは同じものですが、秋に収穫された小豆の皮は柔らかくて皮まで
食べられるので、つぶあんにし、春の小豆は皮が固くて食べられないのでこしあんにした
と言われています。お供えするものは、おはぎやぼたもちだけにこだわる必要はなく、
ご先祖様が好きだったお菓子をお供えするのも良いみたいです。
今年のお彼岸には、ご先祖様の好きなものをもってみんなでお墓参りに行こうと
思います。