2025.05.01スタッフのつぶやき37
「漢字」
葬儀では必ず、故人様をはじめ喪主様や親戚の方の名前を漢字で表記いたします。
故人様だと会館の入口にある大きい看板や会葬礼状の文面、また親戚の方だと
御供物や引出物の名札等が対象になります。この名前の漢字・・・我々葬儀社スタッフは
かなり気を配っている事をご存じでしょうか?
御通夜や葬儀に参列された方々は、一度は目にされた事があると思いますが
御供物の生花や盛籠の札を付け替えたりしている光景を見た事がありませんか?
あれは札の漢字を直しているのです!
漢字は通常、常用漢字「じょうようかんじ」を使っています。学校で習う漢字はコレです。
ウィキペディアには【法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般社会生活において、現代の国語
を書き現す場合の漢字使用の目安】として内閣告示「常用漢字表」で示された現代日本における日本語の
漢字である。と書いてあります。でも、実際には旧字体・異字体と呼ばれる漢字が多く使われています。
例えば 高 (くちだか) 髙(はしごだか)
島(普通のしま) 嶋(やまどりのしま)
崎 (だいさき) 﨑 (たつさき)
吉 (うえながのよし)𠮷 (したながのよし) など、まだまだいっぱいあります。
パッと見あんまり違いが無いようにも見えますが、間違った字で貼り出されていて気分が良い人
なんていないですよね。少しでも間違いが無いように心掛けしていますが、御本人に確認してみないと
分からないことがよくあります。是非一度、お身内の名前の漢字を確認してみてはいかがでしょうか?
意外な感じが見つかるかも知れませんよ。